お久しぶりです。
新生活が始まった人も多いと思います。
私も、昨年公務員を退職し、現在大学院で勉学に励んでおります。
で、最近流行り(もう下火になってきていますが)のFIREについて書こうと思います。
私の中で、FIREを意識し始めたのは、多分3年前くらいから。
youtube等で、盛んにこの言葉が流行り始め、
「自分もリタイヤしたい!!!」と思ったのを覚えています。
そして、あろうことか、種銭を作らず、「かなり早期に2年間だけ自主FIRE」してしまった私ですが、この1年間で色々なことを勉強していく中で、FIREをするためにはこれがないとだめだなと思うことがありました。今回ご紹介するのは、具体的ものではなく、観念的なものです。
FIREの具体的な数値や方法は、youtubeや書籍等を見ればすぐに分かりますが、現在、時間的に余裕のある私が、思索にふけり、夜な夜な考えたことを書きたいと思います。
1 生活費を下げる
これについては、みなさんも当然と思うはずです。FIREは種銭を作り、それが生み出すお金で生活を賄うわけですが、生活費がそもそも高ければFIREできる確率が下がります。
で、私の今の状況なのですが、去年の4月から、今年の3月までの年間の総支出額はなんと125万でした…。学生なので、年金等も免除してもらい(あとで追納のできます)、節約等はしていたものの、衝撃の結果でした。1ヶ月約10万円で生活していたことになります。
こうなれば、FIREできる確率はグーンとあがります。
2 余裕を持つ
1で書いた生活費を実現するにはどうしたらよいか…。これは、とにかく余裕だと思います。余裕。
社会人になるとまったくなくなってしまう「余裕」です。
時間に追われ
上司に追われ
取引先に終われ
私たちは余裕がなくなってきてしまいます。この余裕のなさがストレス発散という名目で、支出に変わっていくわけです。
しかし、今の私は、明らかに余裕があります。
時間はある
嫌な上司もいない
人間関係はそれほど広くない
3人以上の飲み会は参加しない
など、自分のなかでのルールに従った結果、めちゃくちゃ余裕があるわけです。
この余裕があると、
自炊します
生活費を下げるための固定費見直しの時間が作れます
時々贅沢にモーニングができます
今まで知らなかった公共施設にいけます。
そうすると生活費が下がり、心の余裕もできます。
またFIREに一歩近づいてしまいます。
あとはこの生活を壊さないような仕事を探し、やっていくことになります。
偉そうなこと書いてますが、私も探し途中です笑
3 価値観の見直し
20代のときは、働く自分、デキる自分、にあこがれていました。
早くに結果を出すこと、その結果に満足できない自分に酔いしれること、
そんなナルシスト的な部分は私だけでなく、皆さん持っているものだと思います。
しかし、30歳半ばで退職した自分にはやはり、「価値観の見直し」がありました。
本当に幸せと言えるのか
死ぬ直前に後悔しないか
もっとたくさんの人と出会いたいな
行ったことないところに行ってみたいな
…この仕事続けていて本当に幸せになれるのかな
私の場合、仕事の将来性に見切りをつけたというよりは、自分の人生を優先した結果、退職した、という感じでした。
退職した結果、今ではたくさんの方々と出会い、たくさんの刺激をもらっています。今までの一つの価値観が壊れ、新しい価値観が自分の中に入っていき、また新たな自分が形作られていく、という感覚でしょうか。
そうなると、今までのデキる自分像とはさよならすることになりました。
デキる自分は自分に厳しい。
デキる自分は優しくない
デキる自分は文句ばかり
デキる自分は不満ばかり
デキる自分は飲んでばかり…。
デキる自分と本物の自分があまりにも違いすぎました。
これがわかってから、FIREに近づくことができたような気がします。
自分に優しくすることは怠けることではないです。
自分をいたわるには、それなりの研鑽を積ませないとだめです。
自炊をしましょう
お椀を洗いましょう
玄関を掃除しましょう
シーツは取り替えてください
これが自分で自分をいたわる方法です。
今日は観念的なものになってしまいましたが、思想が行動に影響するという意味で、FIREに近づくための方法を紹介しました。
私自身は、現在FIREどころか、今までの貯蓄を切り崩しております。
しかし、この1年で上記のようなマインドになり、蓄財や支出の管理がしやすくなりました。
やはり時間の余裕が人生を見直すきっかけになります。