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〜教育・ミニマリスト・幸福論〜

社会人大学院生のすすめ【学び直し30代】メリット3つ

皆さんこんにちは。

今日は、社会人で大学院生になった私が、

社会人の経験を経て、

大学院生になるメリットを紹介する回です

ちなみに、大学院に関しては以前の記事も参考になるかもしれません。合わせてご覧ください。

 

yumehadextukaku.hatenablog.com

yumehadextukaku.hatenablog.com

 

それでは早速、見ていきましょう!!

 

 

 

メリット1 問題意識を持って研究できる

 

大学院というのは、研究機関です。

学ぶというよりは、自分が研究したい分野について、研究する場所であり、教授もそれを助言・支援するのがあるべき姿だと言えます。

 

私の話になってしまいますが、

私は地方の国公立大学を卒業しています。卒業後は、地元に戻り公務員として従事してました。

大学卒業時(当時22歳)、大学院に進学することも考えましたが、

 

・自身の分野が文系であること

・金銭的な余裕もないこと

修士論文を書くことに魅力を感じないこと

・(そしてなにより)研究したいことが何もないこと

 

上記の理由があり、大学院に進学することにほとんど興味がありませんでした。高校卒業でも、中学卒業でも、大学卒業でも、世の中にはすごい人達が山程いますし、大学院が研究機関であることは既に理解していましたので、自分がいるべき場所ではない、と感じておりました。今でも、この選択は間違っていなかったと思っています。

 

月日が流れ、社会人として10年ほど経過し、仕事もまぁまぁこなせるようになった時、自分の中で大学院について興味が湧いていることに気が付きました。

大学卒業時とは、全く違う感覚です。

この時、私には不満や憤りに近い社会や労働環境に対する疑問がありました。

  • なぜこんなに働かなければならないの
  • 世間って結局なんなのだろう
  • これから求められる能力を教育は身につけられるのか

上記のような問題意識が、私を大学院に入学させたのだと思います。

22歳の時には全く感じなかった社会への問題意識がそのまま大学院入学に繋がりました。

 

ストレートで大学院に入学してくる学生の強みは「若さ」です。

社会人経験のある大学院生の強みは、問題意識、社会人経験、人脈、社会とのつながり…など若さに勝るものを持っていると思っています。

 

メリット2 教授との距離感が適切になる

大学時代、教授との距離感について皆さんはどう感じていたでしょうか。

私の場合

  • 専門性についていけない
  • 恐れ多くて何も質問できない
  • 一緒に研究とか絶対無理
  • とりあえず、卒論を合格にしてくれ

以上のような、学生としては「終わっている」状態でした。

しかし、今は「こんな研究がしたい」と自信をもって言えます。

それは、何度も教授と会話を重ね、自分と対話し、研究内容を練ってきたからです。

 

私のような30代の大学院生が入学してくると、教授たちも驚き、目をかけてくれます。

  • 社会人経験は、教授に対する失礼を未然に防げます(マナー的な部分)
  • 准教授等の若手の先生はほぼ同世代です
  • 研究だけでなく、日常会話も弾みます

このように、大学時代は、「仲間=同世代の飲み会仲間」だった私が、教授の繋がり等によってたくさんの研究者と知り合うことができました。これも大きなメリットだと言えます。

 

メリット3 学割が使える

これは、美術館や博物館等の入場料について言及したいと思います。

年齢を重ねれば重ねるほど、文化財や美術品、寺社仏閣や地域の文人等に興味が出てきた私は、現在、1ヶ月に3回ほどそのような施設や展覧会に足を運んでいます。

また、キャンパスメンバーズという制度を使い、無料で常設展を見学したりもしています。このキャンパスメンバーズという制度は、大学によって異なります。ご自身が入学する大学がどのようなキャンパスメンバーズ制度を活用しているか、調べてみてください。

※キャンパスメンバーズに加入していない大学もあります。

 

結局、私は大学院初年度で、延べ約50回ほど美術館や博物館を見学することができました。時間がなければ行けない美術館や博物館ですが、しっかり堪能することができるのが大学院生の特権だと思います。

大学在学時(20代)のときにも時間はありましたが、時間の流れる感覚は一緒ではありません。遅寝遅起きの大学生ではなく、社会人経験のある大学院生だからこそ、できる時間の有効活用だと思います。