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〜教育・ミニマリスト・幸福論〜

吹奏楽コンクール自由曲の選び方②

7 歌いたくなるメロディーか

これは練習していく上ですごく重要だと思います。何回も練習したくなるメロディーかどうかです。そういうメロディーはやはりオーケストラに多いと思います。奏者がこのメロディーが好きと思えることが大切です。そして、指揮者がこのメロディーが大好きだと奏者に語れることが大事です。

 

8 名演が多い曲か

これは自分の経験から言えることです。特に指導者として駆け出しのときはあえて名演が多い曲をおすすめします。なぜかというと、ゴールが見えやすいからです。駆け出しのころはよく方向性を見失います。でもある程度のゴールがあるとそれを奏者とも共有しやすいですし、自分の心の支えになると思います。

 

9 やってよかったと思える曲か

これは指揮者も奏者もです。特に学生のバンドは、その曲を通して何が得られたのかを検証することが大切だと思います。音楽的な表現をしたいのか、技術を向上させたいのか、サウンド感を良くしたいのか、基本的奏法をマスターさせたいのか、各バンドの技術によって設定をすべきだと思います。コンクールを通して、この曲で成長できたと指揮者も奏者も感じることができたら賞など関係なく、いい曲を選べたのだと思えるはずです。

 

10 自慢のパートを活かせる曲か

どのバンドにも自慢のパートとそうでないパートがあると思います。指揮者の好みだけで曲を決めてしまうとどうしてもパートの偏りができてしまいます。奏者というのは、意外に(特に学生のバンドは)奏者同士の実力をわかり合っています。「なぜ、あのパートではなく、このパートが目立つ曲を指揮者が選んだのか」という疑問が湧いてしまうと奏者同士もぎくしゃくしてしまいます。(特に学生バンド)

 

③に続く・・・。

 

11 外部の人たちに「どうしてこの曲なの?」と言われて答えられる根拠があるか

12 大事な部分やソロが上級生にくるか

13 課題曲との並びがいいか

14 いいカットがされている演奏があるか

15 指揮を振る人がその曲の良さを語れるか